はじめに

クエーカータウンは(Quakertown)はI-78を西に向かい、ペンシルベニアに入ったのちベツレヘム/アレンタウンから少々南に下ったところにあります。 Japan Center of NJからですと、I-95とI-78で1時間40分ほどのところです。

 はっきり言って特に何もない街です。小さな古い街で、教会の周りに集落が発達したよくあるタイプの街です。 なぜ紹介かという理由は特にありませんが、平和そうな街であるということのほかに、ファーマーズ・マーケットがあるというそれだけの話です。 このファーマーズマーケットは比較的大きく屋内にあるもので、別段変わったものではりませんが、近くに足を伸ばしたら寄ってみてもいいレベルのものではあります(通り掛かったら?普通は無い無い)。 特に持ち出すのは、なんとなく私が通りがかることが多い(ちなみにジャージアンです)のと典型的なアメリカの「フリマ」であるからです。 ペンシルベニアやサウスジャージーにはこんなマーケットが多数存在します。室内と言えば聞こえが良いですが、掘建小屋か長屋かという建物の中を仕切って、主に週末に個人に安く貸し出します。 もう一段下になると屋根付きの「場所のみ」の所も多いですが、駐車場を使用したりという本当に「フリマ」の場所も多々として見られます。 そんな中ではここは建物もしっかりしており、トイレなどの施設も完備で年中やっているようです。かれこれ80年以上存在している古参の「市場」です。 中はというと、よくあるなんでもありの「ファーマーズ・マーケット」です。このように、「ファーマーズ・マーケット」なので、コマーシャルのベンダーさんが多く割と小綺麗です。 クエーカータウン自体は9割がホワイトという典型的な田舎町ですが、このマーケットに行くと一般の「アメリカン」がどういう人達かがよくわかります。 マンハッタンにいる人達は一般的なアメリカ人のデモグラフィーとはかなりかけ離れており、普通のアメリカ人は大都市から離れたこのような街に住む人達です。 ミッド・ウエストに行けばさらに完璧ですが、この辺りでも大体の感じは伝わります。

てなわけで、本題です。

クエーカータウン、もとい、クエーカータウンのファーマーズ・マーケットの観光案内

quakertown1s

[写真左上]
ファーマーズ・マーケットということでまずは野菜屋です(多分八百屋では無いと思う)。 リンゴがdozen近く入ったバスケットで3ドルとかなのでお安いようです。しかし、この時期(4月初め)にはこの辺りでリンゴが取れるところは無いでしょう。 一体どこからやってきたものがこの値段で出ているのか、興味津々でもありません。が、物は良いようでした(悪くなかったとの感想を聴取済み)。
[写真左下]
肉屋です。この手のマーケットにはなぜか必ず肉屋が、それも何軒も入っています。 普通の肉だけではなく、写真のようなとぐろを巻いたソーセージやらでっかい塊のままのハムやらちょっと怪しげなジャーキーなど、お手製の物を売っていることが多いです。
[写真右上]
お菓子屋です。ケーキ屋とは決して言えませんし、チョコレート・ショップというわけでもありません。 お菓子の類が適当に売っています。店の脇には、ダイナーなどにある縦型のショー・ケースにえらくごっついケーキが、アメリカンなバター・クリームまみれで展示されていました。 でも、どぎついオレンジと黒とかショッキング・ピンクとかスカイ・ブルーとかスカーレットとかのケーキは観察されませんでした。 地味な色、どちらかというとアーシーな色使いの作品が多く見受けられました。
[写真右下]
よくあるクラフト系の店です。いろいろ見所のある物が置いてあるのですが、こういう店はアクセサリーの店とともに、ただひたすら商品を陳列しています。 スペーシングもレイアウトもなく、ひたすらただただた(おっ)たくさん陳列することに命をかけているかのような店が多く、入る前に崩れてくる商品の下敷きになる悪い予感がして中に入れません。 あと、埃っぽい店も数多く観察され、カビなどに対するアレルギーがある方はアナフィラキシーで命を落とす危険性が心配されます。この店はこざっぱりとして人が通行できるスペースがあるナイスな店でした。

アメリカンな人々です。屋台的な食事処(他に上手い言葉が見当たら無い)に群がっている人々です。ここは空いていました。こんな店が何軒も何軒もあります。 それも、広い建物の中になぜか割と近接して存在します。でも、フードコートって訳ではないのです。 ただ、近傍というだけです。この市場の場合、大きなスペースを使った二つの食事処が通路を挟んで並んでいましたが、 片方はいっぱいでもう片方はガラガラどころか店主の姿さえ見当たら無いという、若い美人のモデルさんと貧乏くさい初老のおっさんが並んだような事になっている処も有りました。 残念ながら、その状況を対比すべくうまいアングルでは写真を撮れなかったのが癪なので写真はありません。でも、写真のおばさん、家のベッドからそのまま出て来たような格好ですよね。 ちなみに時間は午後です。

これもよく見かけるVacuum shopです。なぜかこういう場所には必ずと言っていいくらい存在します。 Katztownにあるマーケットでは、なんと、ホースのみを売っている店がありました(これらの店を初めて観察した際のあまりの衝撃に、記憶が歪んでいる可能性もありますが)。 謎謎謎の現象ですが、わりかし普遍的に観測されるのでアイソレーティド・ケースではなく、古い掃除機を求める一定数のアメリカ人がいるという事になります。 柱の横にある掃除機など、いったい何時のモノかも判別しかねるような(70年代くらい?)モノです。バッグも一緒に売っている処が親切ですね。でも、この掃除機に合う物があるのでしょうか。 長らくこの国に住み着いていても、その辺のアメリカ人の心の底に隠れ見える深層心理は理解し難いものがあります。心理学を専攻した方、解析に成功したなら是非ご一報ください。興味はありません。

謎の日本食処です。インチキくさい、そりゃなんじゃという感じの怪しげな食物と思しき物が並んでおります。 正月用の鏡餅セットなどが並んでいるだけではなく、写真では見えませんが、壁にはアニメ・キャラの絵がベタベタと貼り付けてあります。その名も「テリヤキ・シェフ」とあります。 大学生の男の子が見よう見まねで作ったような代物の写真ばかり並んでいますが、驚くべき事に結構繁盛しています。 頼むからそんな物が和食であると、日本の事をSONYとTOYOTAくらいしか知らない人達に喧伝するなという正しい日本人の心が、 そんな物でも日本の物だというと客になってくれる人がいるなら私はもっと稼げるんじゃないかという暗黒面に引き込まれていきそうになり心が揺れてしまいます。 タスケテ、タスケテ。

何もない街の特に見所のない「ファーマーズ・マーケット」。見方次第ではこんなに楽しめてしまいます。 そのうちKatztownやLambertvilleのさらに怪しげなフリー・マーケットを報告したいと思います。 いやー、アメリカって本当に面白いところですね、さよなら、さよなら、さよなら(なんかごっちゃになっているような)。

Link : ファーマーズマーケットのホームページ

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